考えがリセットされ、考えたいときに考えるためには
多様な問題の根本はなんだろう?
私は環境問題、戦争がなぜ終わらないのかの答えを探してばかりいました。
大学生の頃にとても追求があって、その頃は誰が私が持っている答えを持っているのかばかり探していました。
インターネットで検索しては社会問題が多岐に渡っていることを知るようになりました。
社会問題を解決しようとしている人がたくさんいるにも関わらず、一向に問題が解決しないことに疑問を持つようになりました。
考えすぎていつも脳の中は疑問でいっぱい
簡単な問題ならその答えがすぐに見つかれば解決してスッキリするのですが、私が持っていた疑問は「環境問題、貧困、飢餓などの多様な問題の根本の原因はなんだろう?」という問いでした。
そんな途方もないことに疑問を持つと、なかなかすぐに答えは見つかりません。
探して探して探し続けるうちにいつも頭の中はそのことでいっぱいになって、頭が休まることがありませんでした。
自分が考えていることを友達に話せば一時的にはスッキリするかもしれないけれど、当時は周りの友達に自分の疑問を話してもわかってもらえないだろう、変な人に思われるだろうと思って話せませんでした。
どこにも、誰にもアウトプットすることができなかったので、ますます自分の頭の中は疑問でいっぱいになって、四六時中考えるようになりました。
考えてばかりで行動していない自分に気づく
考え続けているうちに自分ひとりで悶々と考えていることに気づき、「自分は考えてばかりで行動していない!、行動が大事だ!」と思うようになりました。
同じ問題意識を持っている仲間と出会いたい!という気持ちがふつふつと沸いてきました。
そして、社会人になって、環境問題に関する講演会に行ったり、NPOがやっているイベントに行くようになりました。
調べるほど絶望になる
環境問題をテーマにしてイベントに行って思ったのは問題に取り組んでいる人はいるけど、その問題の根本の原因について答えを持っている人はいませんでした。
言語学者のノーム・チョムスキー著の「アメリカが本当に望んでいること」
を読み、戦争は軍事産業を潤わすためにアメリカが意図的に起こしているんだということを知り、問題の幅広さに圧倒されました。
ノーム・チョムスキーのように戦争を意図して起こしている社会システムについて警鐘を鳴らす人はいるけど、明確な解決策を提示している人はひとりもいませんでした。
「私が考えていることは大きすぎるのか、諦めて妥協して生きるしかないのだろうか・・・」
「答えを持っている人は本当にいるのだろうか」
と途方にくれていました。
絶望しながらも、それでももしかしたらどこかに答えはあるのではないのかと
かすかな希望を持ちつつ、環境問題に関するイベントには行き続けました。
問題の根本原因はたったひとつ
その中で問題の根本原因を持っている人と出会いがありました。
その原因はたったひとつの原因であるということでした。
それは人間の脳の仕組みにあり、生まれたときから脳の観点が固定していることにある。
その答えはとってもシンプルで答えを知り、衝撃を受けました。
脳の仕組みによって、問題が起きているようになっているんだということが理解できたときにスッキリとしました。
問題の根本原因を見つけたら考えが出なくなった
問題の根本原因、解決法がわかったら意外な変化がありました。
それまでは答えを探すことにいつも考えを張り巡らせていたということに答えと出会ってから気づくようになって、答えを探す考えでいっぱいにならなくなって頭がスッキリとしてきたのです。
答えと出会ってから客観的に自分のことが見れるようになり、それまでは答えを探す日々だったんだなと気づくようになりました。
そして、一番の変化は考えたいときに考えることができることです。
以前は「環境問題を根本的に変えるためにはどうすればいいんだろう、戦争をなくすためにはどうすればいいんだろう」と悶々とひとりで考えていました。
ずっと自分一人で誰にも自分の考えていることを話すことがありませんでした。
インプットでいっぱいになって、脳には知識ばかりが増えていったのです。
答えと出会ってからは脳の観点固定に気づき、観点固定をほどく新しい教育を社会に広げていくプロジェクトと出会えて、余計な考えがなくなり考えたいときに考えることができるようになりました。
インプット脳からアウトプット脳へ
そして、それまでは社会をどうすれば変えられるのかを考えてばかりの答えを探す人生だったのが、今ではその答えを道具にどうやって社会を変えようという考えに変わり生き方の土台ができました。脳もクリエイティブになっていきました。
前はひとりで考えていてばかりで人に相談することも、考えを共有することもありませんでしたが、今は同じビジョンを共有できる仲間と新しい教育づくりをしていける喜びに溢れるようになり、アイデアを出し合ってビジョンに向かって走っていけることも自分にとっては大きな変化でした。
同じような問題意識を持っている人がいましたらぜひお話ししたいです。