問題を解決する鍵とは
世界で起きている飢餓、貧困、終わらない戦争。子どものときになぜ戦争は終わらないのかと考えたことはありませんか?
実は誰もが疑問を思ったことがあるのではないでしょうか?
でも、考えてもわからないし、親に聞いてもそんなこと考えても意味がないと言われるし。結局考えても無駄なことだといつからか、その疑問からいつの間にか遠ざかってしまう人が多いのかもしれません。
私は小さいときからいろんなことに疑問を持っていた人間でした。
大人が楽しそうに仕事をしていないことに疑問を持っていたし、かといって、自分がやりたい仕事が何なのかを考えてもやりたい仕事は浮かばない。
自分が生まれてきた意味って何だろう。自分にしかできない仕事、本当に価値のある仕事って何だろうと考えながら生きていました。
最初は自分の周りの環境に疑問を持ち始めました。
小学生のときからいじめられたことがきっかけで、嫌われないように振るまおうと常に考えながら学校生活を送っているうちに、周りに合わせるのが当たり前。自分の本音がわからなくなってしまいました。
たぶん、自分が社会への違和感の最初の感覚はいじめから始まったんだと思います。
生きることの閉塞感。自分がなぜ生きているのかを追求しているうちに社会へいつの間にか目が向いていました。
環境問題に興味を持ちはじめ、たくさんの本を読むようになり、読めば読むほど、世界にはたくさんの問題があることを知りました。
飢餓、貧困で苦しんでいる人がたくさんいて、もちろんその問題に真剣に取り組む人が多くいることも知りました。
でも、たくさんの問題がいつまでも解決されないのはなぜだろうと考えるようになりました。
大学生のときに911が起きました。暴力を暴力によって解決しようとする、社会の縮図を見たような気がしました。
そして、世界の警察国家を標榜するアメリカが戦争産業を潤わせるために意図的に戦争をしかけていることを知り、呆然としました。
人間は産業革命以降科学技術によって、便利になってきたのに、なぜ人々は闘い続けるのだろう。
人間は根本の問題を解決する能力がないのか?
そして、その問題を解決する鍵は何なのか?
大学生のときに考え続けたけれども答えは出ませんでした。
社会人になって、いろんなイベントやセミナーに参加する中で、問題を解決する鍵を見つけました。
その鍵は「自分の外」にあったのではなく「自分の中」にあったのです。