「遅い」インターネットの考察
宇野常寛さんが編集されているplanets vol.10を読み進め、メインテーマである
「遅い」インターネットの記事を読んでいます。
この記事に対する感想、考察を書いていきたいと思います。
まず、宇野常寛さんは本人もおっしゃっているようにインターネットから物書きになった人です。
だからこそ、インターネットの可能性を感じていると思い、今のインターネットの危惧を感じて、「遅い」インターネットの構想をしたのだと思いました。
さて、遅いインターネットとは一体どういうことでしょうか?
まず、今のインターネットは即時性があることによる影響が大きいということを話しています。
今のインターネットを象徴しているのがtwitter、Facebookと言われるSNSです。
特に匿名性の高いtwitterでいろんな問題が起きています。
日々のニュースに対してYesかNoかを突きつける。
有名人の発言を批判し、批判したツイートにまたリツイートし拡散するという現象が日常的に行われています。
私もtwitterを細々とやっていますが、今まで何も考えずにただtwitterを使っていたけど日本のインターネット社会に対して問題提起している記事を読んでインターネット社会がどのようになっているのか客観的に知ることができました。
twitterは批判的な投稿をリツイートしている内容で溢れています。例えば安倍首相の言動に対して批判することも一例です。
この人のこういうところがダメだというツイートでいっぱいになることで、考えることが失われているという懸念があるということです。
だから宇野常さんはすぐに失われてしまうような情報を取り上げるのではなく、考える力を養うためのメディアを作ろうとしているということです。
確かに今のSNSがずっと続いてしまうと、私達の脳みそはこの人の意見にイエスかノーかということを反射的に反応するだけの人を量産してしまい、個人の考える能力が低下していく一方だと思うのです。
これからの「遅い」インターネットの動きに注目です。