ロボット技術の発達により、人間のやる気がなくなるかもしれない
先日ロボット工学の石黒浩さんのお話を聞いて大変刺激になったので、2記事目。
石黒さんの話を聞くと未来がワクワクすると同時にどうなってしまうんだろうという不安も出てきます。
人間のモチベーションというのは生殖機能から来ているのではという研究結果があるそうで、もしそうだとしたら、今後、人間の体がなくても子どもを生むことができる時代がやってきたときに大きな問題に直面するのではないかという話が驚きでした。
倫理の問題があるので、技術的に可能になっているにしてもまだ現実になるには時間がかかるかもしれませんが、心と体が明確に分離される社会が来るとしたら、人間の生殖機能を必要とすることなく、子どもを産めることになってしまいます。
そうなると、人間のモチベーションがなくなってしまうのではないかと石黒さんは危惧しているのです。
いずれにせよ、人間がどう生きるべきか、人間とは何なのかという人間が始まってからの問いについて、時代が進むほど、直面せざるを得ないのではと思いました。