人の話を聞くことと整理することの違い

今日は話を聞くことと、話を整理することの違いについて語ります。

 

ブログのコンサルをしていますが、ブログのコンサルで大事なことはバラバラになっているものをひとつに整理するサポートをすること。

 

これはただ話を聞くだけでは整理はできないということがコンサルを行いながらわかってきました。

 

話を聞くことと、話を整理することの違いとはなんでしょうか。

 

まず、ひとつにはゴールの違いが挙げられます。

 

話を聞くだけになりやすい原因として、ゴールが設定されていないことが一番の原因になってくると思います。

 

でも、これも紙一重で目の前の相手を整理しようと意識しすぎても、その自分の考えに頭の中が支配され、相手の話をゼロになって聞くことができなくなってしまうのです。

 

このゼロになって話を聞くというのが簡単そうで、とっても難しいのです。

まず、相手を決めつけないこと、この人はこういう人だと決めつけた瞬間にゼロになって聞けなくなってきます。

人の話を聞く基本的なことはまず、自分の考えをできるだけゼロにすること。

 

そして、2番目に大事なのは質問です。

これが本当に大事で、相手にどれだけ深い観点から気づきを与えられるかどうかは質問にかかっていると言っても過言ではありません。

 

質問にも大まかに2つの質問があります。

まずは、確認するための質問。相手が話していることについてわからないことがあるときは質問して確認するようにしましょう。

 

聞いてもなんとなく相手が思っていることはこうかなと漠然としているときは相手もまだ正確に意識化されていないことが多いです。

 

確認の意味で質問をしてあげることで、より明確に意識化されることになるので、相手が話していることがよくわからないことがあったら質問するようにしましょう。

 

もうひとつの質問の方法は相手が話していることを深掘りする質問。

相手が話している言葉には必ず背景があります。

 

話を聞くだけなのか、話を整理するかの大きな違いは背景を聞く質問ができるかどうかにかかっていると思います。

 

人が条件反射的に行動する原因は小さい頃の家庭環境にあります。

 

人はどんな些細なことでも必ず選択しています。例えば、今日は何時に寝て、何時に起きようかということでさえもひとつの選択です。

 

だから、相手が発言、行動の背景には必ず相手が無意識に行動してしまうエンジンが隠れています。

 

そして、そのエンジンに気づかないまま行動したり、発言したりすることがほとんどなのです。

 

そのエンジンを気づかせるような質問をすることがとっても大事です。

 

そうすると、相手がバラバラに思っていたことがひとつにつながったり、整理されていきます。

 

私もコンサルしてて、「バラバラにつながっていたものがはじめてひとつに整理された」という感想をもらうようになってきました。

 

認識技術という観点をゼロ化させる技術と出会うまでは私は自己否定の塊で相手からどう思われるのかを気にしてばかりの人生でした。

 

ましてや、相手の人生に寄り添うことなんてもってのほか。

 

私がこうして人の話を聞いたり整理することができるようになったのは認識技術のおかげです。

 

今は人のことが大好きになって、人の話やストーリーを聞くのが大好きになりました。

人の話を聞いたり、整理できるようになるためには人に関心を持てることが一番大切なことではないかと思います。