レディプレイヤー1解析① ネタバレあり

映画レディプレイヤー1を見ました。

 
一見エンターテイメント性の高い映画だと思われがちですが、この映画にはいろんなメッセージが隠されています。
 
レディプレイヤー1は近未来の時代。現実世界に絶望を感じている人が多い中で唯一自分が主役でいられる場所がVR空間「オアシス」。
 
ストーリーはそのオアシスを設計者ハリデーがなくなったあと、3つの鍵を手にした人がオアシスを自在に設計することができる。その鍵を求めにいくという話です。
 
その3つの鍵が実に深くて、これは今の現実にも言えることかと思いました。
 
まずひとつ目の鍵がレースにゴールすることが条件なんですけど、そのレースにゴールするのはかなりの難関で何年もゴールした人はいません。
 
ひとつ目のゴールのポイントは車を思い切り逆走行すること。
これは現実に当てはめるとどんなことと言えるでしょうか。
 
今現代は科学技術が発達して、人間は便利にはなってはいるけれども、貧富の格差も拡大しているし、このまま科学技術を発達し続けることで人間は本当に幸せ、成功になれるのでしょうか。
 
レディプレイヤー1のひとつの鍵のメッセージとして、科学技術よりも大事なことを探すこと。
科学技術を発達させることでの幸せ成功は間違った道でそれだけでは幸せ成功になることはできないというメッセージとして受け取りました。
 
私達人間が進むべき方向性は全く別の方向性。人間とは何なのか、宇宙はどのようにして生まれたのか、変化の仕組みについてもっと人間が追求していくことが大事ではないかと思います。
 
科学技術は人間の外を発達させてきた技術。これを前進だとすれば、人間の中を開発する技術。心とは何なのかを明らかにするのが、逆走行です。