うたの日コンサートに込められている意味

仕事がきっかけでうたの日コンサートの趣旨を知ることになって、沖縄のことを知ることになりました。

 

今日はうたの日コンサートのことと沖縄のことについてお話したいと思います。

 

その前に毎年終戦記念日の8月15日付近になると必ず、太平洋戦争のことで、ネット上でいろんな話題が出てきます。

 

その意見を私は否定することはしませんけど、戦争で戦った人たちがいるから今の私たちがいるのは事実かと思います。

 

実は沖縄で毎年開催されているうたの日コンサートの趣旨はそんな戦争のことと大きなつながりがあるコンサートだったということがわかりました。

 

うたの日コンサートの趣旨文を抜粋しますね

http://www.utanohi.jp/about.html

 

かつて歌い踊ることは不謹慎だと言われた時代がありました。

しかし、それでも沖縄の人は我慢できずに山の中や防空壕の中でこっそりうたいひっそりと踊って、勇気づけあっていたと聞きました。

やがて、身も心も極限状態の中で終戦をむかえた時、悲しみや痛みに耐えながらも気兼ねなく大声でうたい踊れる喜びを、島の人々は心と体全部で感じたはずです。

その時、そこにうたがあったからこそ今日の明るく元気な沖縄があると思うのです。

そのことを忘れないために、そして、子供たちにうたのありがたさを伝えていくために、あえて戦争が終結したとされている「慰霊の日」の翌日6月24日を沖縄の「うたの日」と制定致しました。

 

 

この趣旨文を知り、そして、うたの日コンサートを2001年からBEGINさんが主催をしているわけですが、BEGINさんの「島人の宝」を聞いたときに涙が止まりませんでした。

 

太平洋戦争でアメリカと戦った日本。敗勢が濃厚になり、本土決戦も辞さないとなっているときに、沖縄戦でたくさんの沖縄の方がなくなりました。

 

私は最近日本の歴史を振り返る機会があって、日本の涙をたくさん感じることがあって。

それで沖縄の人たちのことを思うと号泣しちゃったわけです。

歌い踊ることが不謹慎な時代というのはおそらく沖縄戦で亡くなった方が数多くいてのことだったのでしょう。

その悲しみを歌い踊ることで勇気づけあってきたのが沖縄の人たち。

今も基地が沖縄にある状態で、本土の代わりに複雑な思いを抱えながらうたの力で乗り越えてきていることを思いながらBEGINの島人の宝を聞いたら感極まるものがありました。

 

島人の宝の歌詞にもいろんな思いがつまっているんだと今回初めて気づかされました。

教科書に書いてあるだけじゃわからない

大切な物がきっとここにあるはずさ

それが島人の宝

島人の宝とは沖縄の人の心のことであると感じました。

毎年うたの日コンサートが開催されているということでぜひ行ってみたいと思いました。